行事運営セミナーの記事を読んでくださった先生からの寄稿をいただきました。
【ケーススタディ】
ツキコ先生は若い頃、お母さんのホシエ先生の実家教室の講師をしていた経験があります。
自分の教室を始めて、人数が少なかった頃から教室行事をやろうと考えて試行錯誤してきました。
最初は、自分が入っている音楽サークルのメンバーの方に会場をとってもらうことができました。
次の開催の時はその場所が取れず、市の施設を押さえました。
ところが、ここは激戦でなかなか取れないため、必ずしも希望の月にはできない、という、まさしくセミナーで私がお話したことと同じことに、ツキコ先生もぶち当たったようでした。
また、市のホールは、当時のツキコ先生の生徒さんの人数と比較して広すぎて、使いづらいと感じたことで、次の発表会からは大きなホールではなくてピアノの置いてあるカフェのような会場を使うこととなりました。
「そのカフェってどうやって探しました?」
「音楽サークルの、別の生徒さんが別のサークルでの発表でそういう会場を使っていたのをヒントに、探してみました」
ツキコ先生、なかなか行動派ですね。
「人数が少ないということで、合同発表会は考えなかったのですか?」
「前に住んでいた場所で合同発表会に生徒を出したことはあります。その時の経験ですが、話し合いなど大変ですし、方向性の違う先生と組むのはなかなかうまくいかなくて、もめるのを見るのも嫌でした」
お母様のホシエ先生の実家教室の発表会で生徒を出していた時の経験もお話くださいました。
「母の教室は先生が多くて、その先生によって生徒の仕上がりにばらつきがあることもあり、ちょっとどうかなと思いました。でも、私だけがう~んって思っていても他の先生がそれでよしとしていたら何も言えなくて」
「自分の方針と違う先生と組むとストレスが溜まります」
作曲専攻だったツキコ先生、オリジナル曲を作ったり、工夫のある発表会をされているようです。今までの経験で不満があったり、自分のカラーを出すために苦心されているようです。私の考えていることとも似た部分があり、とても共感しました。
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