行事運営セミナー直前企画「ケーススタディ最終回」

 いよいよ本日がセミナー当日となりました。セミナー当日の企画記事として、こちらも多くの先生がきっと悩んでおられるケーススタディを掲載します。



 <出たがらない子に悩む、ヨシノ先生>
  指導歴 10年程度  生徒数 10人前後
  自宅教室運営 親戚の方が同業者

 ヨシノ先生は、親戚のアイリ先生の発表会に生徒を参加させてもらっています。

アイリ先生はベテラン指導者で、良い会場をなるべく取りたい、という方針で、毎回よいホールで生徒たちを演奏させてもらっています。そのことにとてもヨシノ先生は感謝しています。

 しかし、肝心の生徒さんや親御さんは、発表会の会場が遠い、心配だから出たくない、もともと人前で弾くのがいや、ほかの教室の生徒さんの前で弾くのが恥ずかしいなど、消極的です。

無理強いはできませんが、せっかくの演奏機会を活かしてほしい、と願う反面、あまりにも少ない人数では親戚のアイリ先生にも申し訳ないので、いっそ自分の生徒だけで発表会をやろうか、でも経験もないし・・・と心配になりました。

<アドバイス>
 生徒さんの参加に苦労されているようですね。
まず確認しておきたいのは、ヨシノ先生が生徒さんや親御さんに「発表会をやる、発表会に出ることの意味と意義」をきちんと伝えられているかどうかです。先生が伝えている「つもり」でも、生徒さん・保護者の方には伝わっていないかもしれません。


 発表会に出た経験が多い先生の方は「出るのは当たり前」と、特に深くは考えませんが、親御さんもピアノ経験がない、習ったけど発表会に出たことがない方は、なぜ先生がそんなに発表会を熱心にすすめるのか、本当に意味がわからない場合もあります。
 出ること、出ないこと両方のメリットとデメリットを、ヨシノ先生の言葉でお伝えしてあげることができているか?もしそこが不足していると感じるのであれば、話はそこからかもしれません。似たようなお悩みを持つ方には、個別セッションも承ります。


 それでは、本日のセミナーに参加される方はお気を付けておいてでくださいませ。


 


 ※実際のアンケート回答から属性のみを利用しています。お名前などは仮のものです。

La musique trois

名古屋市/愛知県西部でピアノ・音楽系指導を中心としたセミナーやミニコンサートの運営をする音楽企画「La musique trois」の公式サイトです。 音楽の三要素である「melody」「rhythm」「harmony」を、フランス語の「3」を意味する「trois」に込めました。

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